Sportsの窓

EPISODE 9

 【1】


〜 2008年 英国ラグビーを振り返って 〜

すでに年明け新しい年も半月が過ぎました
来月から幕開けの六カ国対抗戦のイングランド新チームは
やっと32人のメンバーが選出されました

その中にやっぱり最愛のジョニの名がないことは半ば諦めていましたが・・・
(でも・・怪我の状態にもよりますが絶対に出てこない、とは言い切れない・・けれど・・)

逆に今年2009年5月末日からツアーが始まる
2年毎に行われる南半球への遠征ブリティッシュ&アイルランドのライオンズチームの
第一次選考の代表メンバーが早々発表になっています
今年のこのツアーのヘッドコーチは
現ロンドン・ワスプスのヘッドコーチでもある
イアン・マクギャハン(Ian Mcgeechan)に決まり、
昨年からもっとも注目される人にもなっています

イアン・マクギャハン
各種様々なメディアにひっぱりだこのマギャハンコーチ

今年は12年ぶりに南アフリカへ約1ヶ月間の長いツアーになりますが
英国内では早くも旅行代理店が観戦ツアーに乗り出しています

その中にはジョニと
もう一つ応援しているアイルランドチームからオドも選ばれていて
・・・そのことに長い安堵のため息がもれたのも致し方ありません・・・・
何せ彼らももう今年は三十路、3度目のライオンズツアーになります

ラグビー選手としてはポジション的にも大ベテランの域に達しています

ジョニー・ウィルキンソン
おなじみ“ゴールデンブーツ”
イングランドのジョニー・ウィルキンソン
ブライアン・オドリスコル
頼れるアイルランド主将 前ライオンズ主将
不動の13番 ブライアン・オドリスコル

特にジョニは“怪我のデパート”と言われるくらい怪我での休場も多く、
又同じくここ最近オドも怪我も多い
毎年の六カ国対抗戦ですら全戦出場が不可能になってしまっています

2人に共通するのは
タックルに躊躇なく突っ込むファイトとその分敵国のマークも2倍3倍の大黒柱であり、
故に彼らが出ている試合は両国チームにとって一味も二味も違ってくる、という選手

彼らの名前が出場メンバーに入ってくるだけで
観客もどよめきますが

すでに今年の六カ国対抗戦では
その内の一人ジョニが居ないことの現実は嫌でも他の選手にその期待が集まります


来月から始まるこの“国対国”の最も盛り上がる大会へ気持ち的には飛ばざるをえませんが、
今回選出されたイングランド代表メンバーを見ると
果たして昨年の落ち込みを少しでも浮上させることができるのか・・?・・
遠く極東のこの空から願うしかありません


踏ん張れ!イングランドチーム!





現在その“心配”とも“期待”とも言える原因になった対戦を
昨年11月22日にロンドンはトゥッケナム・スタジアムへ
2007年ラグビーワールドカップ大会決勝戦以来の対戦となり、
敗戦したイングランドチームにとってはリベンジにも当たる一戦の
南アフリカとのテストマッチ観戦できるかしら・・・と
ちょっぴり期待をこめて・・一人成田を飛び立ちました




実際にそのラグビー観戦予定を決めたときから
(その年の夏休みを決め始める時でしたから、6月に入ってまもなくの頃)
様々なサイトでこの対戦のチケット情報を調べましたが
いつもの頼りのサイトからでも
この対戦の情報がまったく何も出ず(と、いうよりこのシリーズのイングランド対戦の・・)
とうとうIRBへ直接問い合わせをしたところ
この試合は関係者のみの配布になる、とのこと・・・
・・・何て・・つれない返事・・・
・・・
その後の仕事に一瞬覇気がなくなったのは言うまでもありませんでした


しかし、もう少したったら何か情報が出てくるかも、と
気を取り直して再度挑戦しようと思いながらも

その後は仕事が忙しくなってしまったので
チケットについて調べられる機会もなく
旅行当月になって慌ててひたすらサイトを追ってもすでに遅し・・・
イングランド戦のみどう頑張ってもまったくもってチケット情報出ず
(ウェールズ戦やスコットランド戦はまだチケット購入可能でした)
・・しょうーがないなー・・もう行くしかないかー・・

折りしもこの11月は
毎年各北半球チームが夏になる南半球勢を迎い入れ
毎週熱戦が繰り広げられる北半球ラグビーファンにとっては
その年のテストマッチ幕上げの嬉しい月でもあります

実際この一ヶ月だけでも20試合


結果下記のような試合がすでに昨年行われました

曜日 対   戦 結 果 スタジアム
11月08日 イングランド vs パシフィックアイランダー 39-13 トゥッイケナム
おフランス vs アルゼンチン 12-6 スタッド デ フランス
アイルランド vs カナダ 55-0 トゥモンド パーク
オーストラリア vs イタリア 30-20 スタディオ フラミニオ
ニュージーランド vs スコットランド 32-6 マレーフィールド
南アフリカ vs ウェールズ 20-15 ミレニアム スタジオ
11月14日 ウェールズ vs カナダ 32-14 ミレニアム スタジオ
11月15日 オーストラリア vs イングランド  28-14 トゥッイケナム
おフランス vs パシフィックアイランダー 42-17 スタッド デ フランス
ニュージーランド vs アイルランド 22-3 クローク パーク
アルゼンチン vs イタリア 22-14 スタジオ オリンピコ
南アフリカ vs スコットランド 14-10 マレーフィールド
11月22日 *南アフリカ vs イングランド 42-6 トゥッイケナム
オーストラリア vs おフランス 18-13 スタッド デ フランス
アイルランド vs アルゼンチン 17-3 クローク パーク
パシフィックアイランダー vs イタリア 25-17 レジー エミリア
スコットランド vs カナダ 41-0 ピトッドリー スタジアム
ニュージーランド vs ウェールズ 29-9 ミレニアム スタジオ
11月29日 ニュージーランド vs イングランド 32-6 トゥッイケナム
ウェールズ vs オーストラリア 21-18 ミレニアム スタジオ


終わってみれば南半球勢の南アフリカ、ニュージーランドが圧倒的な強さを見せて全勝、
オーストラリアのみ最後は北半球の意地を見せた
レッドドラゴンにしてやられ1敗
それもトライ数、コンヴァージョン、ドロップ・ゴールでも仲良く2づつ同数
わずかにベテラン、ステファン・ジョーンズのペナルティー・ゴール一つ差で敗退しています

(カーディフではこの晩気炎が下がることはなかったでしょう)

残る南半球勢としてはもう一つ、アルゼンチン・プーマズが
今回はおフランス、イタリア、アイルランドと3試合行い、
07年のワールドカップでおフランスとアイルランドと同じプール内で勝利した時の借りを
この両2カ国共にお返しをくらった結果となりました

11月23日のスポーツ欄
11月23日の新聞のスポーツ欄に大きく載る
アイルランド対アルゼンチン戦の模様


おフランスとの試合ではお互いにノートライ、
しかし、6月に対戦敗北したイタリアにはきっちりとリベンジの勝利、
最後のアイルランドでは好調のオガーラにしてやられ・・という1勝2敗
ベテランメンバー交代時とは言っても
ちょっと手痛い結果での帰国となりました

11月15日イタリア対アルゼンチン
11月15日 イタリア対アルゼンチン
イタリアラグビー協会サイトより



しかし!
問題は今年のイングランドチームです!!・・

アルゼンチンとは対戦のなかったものの
南半球3カ国に全敗・・
その年の7月遠征から数えても・・余りに厳しい結果となりました

南アフリカでの対戦は07年ワールドカップ決勝戦でのリベンジどころではなく
この対戦相手との記録的点数差での敗北や
オーストラリア戦ではダブルスコア敗戦、
ニュージーランドではノートライもいざ知らず
わずか2つのぺナルティゴールのみという情けなさ・・・

自国ファンならずとも“どうした!?イングランド!?”



今回の旅で奇しくもこの記録的敗北を帰した
11月22日のイングランド対南アフリカ観戦をチケットなしで目指したのですが、
ロンドンの宿の部屋でのテレビでは
この日対戦する計3試合が観られる・・というCMに後ろ髪を引かれる思いで
トゥッイケナムまで足を運んだ私は
今でも果たしてこの日スタジアムへ向かっても良かったのか・・?と
ちょっぴり疑問に感じることに否定しませんが、
それでも!!
こういう楽しみ方もあるのさ、・・今回の“ラグビー観戦”をご紹介します









【イングランド 対 南アフリカ】


11月22日
14:00


 6 - 42
(Half Time 6 - 20)


<Twickenham>


宿の部屋のテレビBBCでは
朝からその日の目玉プログラムとして
午後1時から始まる北半球と南半球の
それぞれの試合スケジュール放映の予告が幾度と流れていました

土曜日休日とあってBBCもこのビッグゲームを午後一杯枠を取り
日本ではこのような試合をどんなことをしても観る事が出来ない私は
ランチを済ませ、居住いを正し、トイレもきちんと行っておく、
テレビの前に放映5分前からビールとおつまみを用意して座って待つ・・

チケットがない時のラグビー観戦は
常にそうしてテレビの前で今か、今かとわくわくしながら
どんなにお天気が良くても外には出ず宿の部屋にこもる・・・


そんな日を何度も繰り返してきたのに・・
今回ばかりはチケットのない人たちが集まって観ている、という
スタジアム近くのパブへ行って
ビール片手に観てみようか

あわよくばチケットが手に入るかも・・・
少なくとも当日のプログラムは手に入るだろう・・・

と、思い切って居心地の良い、いつものテレビの前から
ロンドン中心部から子1時間はかかる
お馴染みのトゥッケナム・スタジアムへ出かけてみました





その日はロンドンの早冬には珍しく朝から良く晴れ、
底冷えはするもののスカっとした青空になりました


おなじみスタジアムのある鉄道駅トゥッイケナムへは
今回はウォータールー駅から乗り換えなしで向かいました

しかし、すでにこのウォータールー駅では
この日の大一番戦の観戦客でしょう・・・
駅構内にはこれまたお馴染みの緑のオレンジ色のジャージを着込んだ
南アフリカ応援団がちらほら目につくではないですか・・・これにもびっくり!

ウォータールー駅の改札口
トゥッイケナム駅へ向かう列車の改札口
ウォータールー駅にて 南アフリカ応援団の人々

その日はゾーン5まで向かうために1日トラベルカードで乗り込んだ私は
もうほとんど座る席どころか、立っている人々でさえ
朝の通勤ラッシュ並みに混みあっていることに気づいたのは
ウォータールー駅を列車が発車してすぐだったことに驚きました

乗客は白赤ジャージと緑オレンジが混在していました

約30分ほどで目的地トゥッイケナムに到着しましたが、
駅のホームに降りてまたまた驚き!

ホームから改札口へ
ホームからスタジアム出口改札へ向かう人々
改札口へ向かう臨時歩道橋から
特別出口改札口の歩道橋から眺めたホーム
歩道橋からホームを望む
同じくスタジアム出口へ向かう人々

電車乗っていた殆どの人達が予想通りこの駅下車してしまいました

私も人波に乗って今日特別に設けられたスタジアム方向への出口へと進みました
大回りの出口付近ではすでに警官や試合誘導スタッフ、
そしてところどころに“お決まりのダフ屋さん”
私のように外国人でしかも一人・・・
こんな人ごみの中でも目ざとく声をかけられます
いつもならチケット持参なのですが・・今回は空手の私・・・
一見英国紳士風のダフ屋のおっちゃんに“いくら?”と尋ねるとすかさず“£100.00”
それを小耳に挟んでいたのでしょう・・・何時の間にやら私の後ろに居た別の男性が“俺が買う”
英国風紳士のダフ屋のおっちゃんは“君は?”
“私はいらない、高いから”・・
その一言でもう一人の男性を連れて人ごみに2人は見えなくなりました

確かに本日のカードならそのくらいのプレミアはつくのかもしれない・・・
でも、今回は参考までに知りたかっただけだもーん、と
再び人波をスタジアム方法の出口を目指して進み始めると
どこからか、力強い男性ハーモニーが!!


イングランド応援合唱団
駅構内出口付近に男性合唱団!?
「God Save The Queen」


こんなまだ駅構内で特設ステージが設けられて
イングランド国歌が聴けるなんて思いもよりませんでした

それだけ力が入っているんだな〜と思いつつ
これまたお馴染みのスタジアムへ向かういつも通りに入ると
これもまたいつのようにまだスタジアム開場までも充分すぎるくらいの時間前なのにーー
通りはこんな盛り上がり

イングランドの応援
イングランドを応援する人は旗もでかい
ひたすらスタジアムを目指す
普段は静かな通りでも試合日はすごい人通り
両国応援グッズ屋さん
おなじみの応援グッズ屋さんの屋台

すでにいつもは静かな郊外の家並みはビッグゲームの日は
歩行者天国となりすでにこの日は騎馬警官隊も出動


騎馬警官隊
騎馬警官隊が歩行者天国になるので誘導している 奥に見えてくるスタジアム

今回もしかしたら1枚くらい正規なチケットの戻りがないかな・・と
ほんの淡い期待がまだ実はあったのですが、
ほぼ改修工事も終わった久しぶりの
トゥッイケナム・スタジアムに近づくにつれて
それが本当に人魚の泡のように消えていくのを感じました

この盛り上がりは昨年のワールドカップの試合並み・・・すごい・・

それでも、観客整理に立つスタッフに“当日券はあるかしら・・?”と尋ねると
“多分今日はないと思う、
でもスタジアムの反対側にチケット売り場があるから聞いてごらん”の言葉に後押しされて
スタジアムの反対側のゲートまで回ってみることにしました

マリオットホテル入り口
オープンまじかのスタジアムに併設される
マリオットホテルの入り口
インターナショナル・ラグビー・ユニオン
おなじみのインターナショナル・ラグビー・ユニオン
(IRB)

そうして、チケットボックスを探し回ってスタジアムをほぼ1周した形になった頃
一際人だかりが大きく出来ていて、
スタッフに行く手を阻まれてた場所に行き着いてしまいました

首を伸ばすといつもスタジアムの選手達を激励している
“イングランドおじさん”が!
つい嬉しくて写真をお願いしたら・・・

快く“今日はイングランド応援かい?“と話しかけてくれました!
(当然さ!と、答えましたとも!)


名物“イングランドおじさん”
とっても感じ良く一緒にイングランドを応援しよう!と
異国人の私にもにっこり


そして、気づくと程なく人が山のように後ろから詰め掛けたと思ったら、
ここがスタジアムの選手通用口で本日の選手達の大型バスが止まる場所に気づきました

それで、このおじさんが待っていたのと、
選手がスタジアムへ入るまでこの場所での通り抜けができなくなるので
スタジアム・スタッフに止められたのでした

待ち受ける大会関係者
選手を待ち受ける大会関係者

段々人も多くなり、ラッキーなことに小さな私が徐々に前列に押し出されて
(スタッフのおっちゃんたちにもこっちへおいで、と言ってくれたので)
そして、見えてきたのは大きな黒光りした大型バス

見る見るうちに代表選手達が降りてきました

イングランドチーム選手の大型バス
イングランドチーム選手を乗せた黒光り大型バス
降りてくるイングランド選手たち
ぞくぞくとバスから降りるイングランド選手たち

バスから降りてきたテレビでしか見たことのない選手達は緊張しているようにも
リラックスしているようにも見えました
左側の音楽を聴いている黒人選手は14番のサッキー
ほぼ中央バックを襷掛けしているのは前回の主将フィル・ヴィッカリー

イングランド代表選手
自分達の荷物をバスから取りに行く選手達

選手・関係者通用門
選手や大会関係者通用門

上の写真は分厚い木の扉通用門を通り過ぎようとしている後ろ頭は
イングランドチーム・マネージャーのマーティン・ジョンソン
やっぱり一際でかかったです(^.^)

その程なくしてやってきたのは
本日の対戦相手の南アフリカチーム

南アフリカチームの選手
ゾクゾクとバスから降りる選手達・・でかい・・
センターのフォーリー
音楽聞くセンターのフォーリー
フランカーのバーガーと主将のスミット
長髪になったフランカーのバーガーと
大好きな主将ジョン・スミット
ウィングのヌゥンガ
颯爽と最後にバスから降りてきた
ウィングのヌゥガン

ホーム国のイングランドほどではないければ
見渡せば南アフリカシームを応援する人の多いこと
家族連れのこの小さな応援団が可愛らしくてついつい1枚撮らせていただきました
(バックには呼んでいないスタジアム・スタッフのおっちゃんたちも・・
まあ前にこさせてくれたからいいけどね・・(^.^;)


南アフリカ応援ファミリー
南アフリカ応援するとうちゃんと息子2人
下の坊やはとうちゃんの肩車で選手たちを見ていました


もうすでにスタジアムはお祭り気分で(実際にはお祭りだけれど・・・)
この日を待ちに待ったラグビー大好き人間の集まりに
たとえチケットがなくてもこの場に居られる、ということだけで嬉しくて
スタジアムの周りを暫くうろうろしていました

ジョニのトライシーン
パブリックビューイングではなく試合前のみのジョニ映像
ビール売り場
ものすごい一山のビール売り場!人人人

上左の写真は
スポンサーが作った特設会場で今までのジョニのプレイだけを集めた映像を流していたり
右はスタジアムの外に作られたものすごい人山のビール売り場
本当に人・・・人・・人・・・
改めて8万人以上も入るスタジアムの凄さに驚くばかり

さて、そろそろこのビックゲームを観られる場所への移動になりました
スタジアムまでの来た道を今度は駅に向って戻り始めたのです



先ほど通ってきたその道すがらでは
通りに面した住宅の住民達は自分達の前庭を利用して
この人だかりを利用して“本日だけのファミリービジネス”とばかりに
様々な簡易スタンドを出している家庭も改めて覗いていて面白かった!

その中で行きもこの戻りでも人の列を作っていたドーナツ屋さん

気になっていたので、その戻りのときに1つ揚げたてを買いました

ファミリービジネス・ドーナッツ屋さん
お兄ちゃんがドーナツを揚げて弟、妹、ねいちゃんが売る
一個P.75のドーナツは昔懐かしいふわふわのもの ほかほか揚げたてはうまい!


ドーナツを齧りながら、駅へ向って人並みの反対方向へ進み
駅員のおっちゃんに聞いて本日の観戦場所へ辿りつきました


Pub Cabbage Patch
トゥッケナム駅前のパブ キャベッジ パッチ
歩く人の向きはスタジアム方向

もし、チケットが手に入らないならばパブで観よう!と決めていたので
スタジアム近くのパブリックビューングのパブへ向いました

昔そうして五カ国対抗戦を観たことがあったので
今回もそうしてこのパブへ戻ったのでした
(当時はテレビ付きの部屋には滞在できなかったので・・
こうしてチケットなしのときはパブリックビューイングへ向いました)

もうすでにキックオフまじかとあって店内はここも沢山の人だかり
すでにテレビに釘付けのぎっしり人々で埋まるパブの中
このパブはもともとラグビー開催時には毎回パブリックビューングをしているので
そんな日は食事はできず飲み物のみになり、
通常店内にあるテーブル席はなくなります

しかし、作りつけの壁沿いの椅子のみはそのままなので私はそんなソファーに納まりました


店内の写真 店内のジョニの写真

上の左の写真は店内に飾られている2003年の六カ国対抗戦でグランドスラムを取った
イングランドチームとアイルランドチームの写真
右は若い時のジョニの写真が・・・店内に飾られた幾つかのラグビー写真は
普段からこのパブがフットボール(サッカー)ではなくラグビーパブであることがうかがい知れます

店内ではカウンターの後ろとテーブルが片付けられた部屋2つにそれぞれの大型テレビ

店内のテレビ
広いルームの壁には大きな埋め込みテレビ
そろそろキックオフです
カウンターの後ろにもテレビ
飲み物を注文するカウンターにもテレビ
その横にはイングランドの旗が・・・

店内は徐々に立っているもの窮屈になるほどの混雑ぶり
その中で自然と2つのテレビの前には
イングランド応援と南アフリカ応援をする人々が分かれるから不思議です

偶然にも私の座った場所はイングランド側でしたが・・・

そして、試合が始まり歓声もそれぞれに響き
店内は決して狭くはないのに建物中が動き出すくらいの歓声に包まれていました


混みあった店内

座ったソファーの場所から店内を覗くと人人・・・

南アフリカ側  イングランド側

それぞれに分かれた応援したり、
友人達と話をしながらビール傾けラグビー談義だったり、
最後は残念ながらイングランドの圧倒敗北に
テレビから離れたイングランドファンも・・・

それでも、決して日本では味わえないこの雰囲気は
やっぱり友人達とわいわいしながら観るのが楽しいと思いました
皆試合最後までたちっぱなしで騒いでいましたから

でも、このパブの中でちんまりと私と同じように一人で
一緒に並んで座ってビールを飲みながら観ていた女性が最後まで居たのが印象的でした

お互いにハーフタイムでは顔を見合わせて笑ったり・・・

試合後は記録的圧勝の南アフリカ応援側は祝杯を
屈辱的な完敗を味わったイングランド応援側はそのまま自棄酒か・・
パブの中は試合後も気炎が下がることはありませんでした


パブ キャベッジ ピッチ


そして、私はまだまだ熱気溢れるこのパブから夕暮れ迫る寒い外へ
アンの家路へと急いだのでした









今回はもしチケットを手に入れて
この試合をスタンドで観ていたら・・・どんな感想になったでしょう・・・

11月21日の試合のプログラム
この日の試合の公式プログラム
プログラム
プログラムの中 昨年のWCからの記事も満載
それから見るとメンバー交代の多いイングランド
不動のメンバー南アフリカだな〜

試合後に大型テレビに映ったマーティン・ジョンソンの言葉が
パブの喧騒で聞こえなかったのが幸いだったのか・・・残念だったのかは解りません

パブのテレビ
試合終了後インタビューを受けるマーティン・ジョンソン

しかし、この試合では最後まで観ていて
ただただ余りにイングランドチームの失ったものが点数だけでなく
この次のオールブラック戦もきっと立ちあげれないであろうことを感じたのは
イングランドを応援する人々の多くがその思いを拭い去れなかったと思いました

スポーツ紙 イングランド敗退のページ ウェールズの試合結果記事

翌日のスポーツ欄ではこの日の南半球側との各国のラグビー試合結果が
大きく紙面を取って報道されていました

しかし、その後イングランド以外の国は
それでも面子を保つくらいの点数で盛り返しています

さて、あれから約2ヶ月

来月からスタートする六カ国対抗戦にどれだけ巻き返しを図れるでしょう・・・

頑張ってほしい!イングランドチーム!



イングランドサポーター

そして、今回はこんなラグビー観戦もあるのだと・・・思っていただければ・・・
但し、ご参考になるか・・・?どうか・・・?は解りませんが・・・
こんなに“お祭り”気分を味わえるのは
この国ならでは!で、『旅!』ですから

でも、やっぱりチケットはないより、あった方が良いですねーーー









このページは私個人の意見を好き勝手に述べさせていただいておりますので
何卒ご了承くださいませ

どうぞ、ラグビー観戦にご興味がおありになる皆様からのご意見・ご質問をお待ちしております





注)これはあくまでも私個人の感想になります
皆様それぞれのご感想やご意見をお持ちでいらっしゃることと思います
皆様のご意見などお待ちしています








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